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松ヶ根乱射事件 (2006)
2007 / 07 / 08 ( Sun )
信州の片田舎(日本のテキサスを目指したのかもしれない)を舞台に、みごとに気持ちのわるい連中ばかりが登場する、血の濃さや因習深さが強調されるサスペンスつーか…じつにチープかつドープなドラマ人間模様。

松ヶ根乱射事件


監督は山下敦弘。本作、ピンク出の監督にありがちな社会病理への批評みたいなもんはカケラもないです。そのかわり、露悪趣味だけはふんだんにある。

冒頭のかんじ、ベタだけど『ファーゴ』と『スペースバンパイア』じゃね?ってワクワクしたのですが、結論として最後までそこからそうも外れない。滑稽さといたたまれなさは古谷実のテイストに近い。
なんだかんだで、激安犯罪でギャグに走るのは卑怯だろ…。

ただね、やっぱ木村祐一は黙って刺し殺されないと成立しないきがする。
建設水道課に質問しにいって自問自答する新井浩文もダメ。黙って貯水池に行かないと。

かように、どうも一切が変わらないが、誰も死なない、という中途半端な甘さだけがのこった。そういう舌足らずな余韻が残るエンディングっつうのがあたらしい感性なんでしょうかね(そのくせ、最後のアレは蛇足もいいとこでしょ。新井だけ得体がしれない存在へと変化したの?)。

川越美和が、ものすごく無駄脱ぎしてて感動しました。ジャンルとしてのVシネがいま、どうなっているのか定かでないですが、今後の適度な活躍を期待したい。
あと、長野の帝王みたいなひとが登場して、じっさいこんなかんじのひとなのでは?と妙に興奮(だってじっさい舞台も長野だし)。

YouTube - "The Matsugane Potshot Affair" trailer

(5日、ミューズにて)
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