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男たちの大和/YAMATO
2006 / 03 / 11 ( Sat )
「映芸」で谷岡雅樹が昨年度ベストに挙げていた。
これが鑑賞のトリガー。きにはなっていたが、遅ればせながらやっと観た。
***

面白かった。この題材なら誰がなにをしても多分に感傷的に、愛国的描写は免れない。ある程度は。
これは、その許される程度ではないか。

それ以上に、佐藤純彌らによる朽ち逝く戦艦大和と名もなき兵士たちへの、
尋常じゃない本気の描写が堪らない。ガチで鎮魂せんとする。
当たり前に真っ当に、描く。キビキビと、それらしく。
で、ドンドン面白くなる。すべて、どうかしてるくらいに本気。

中村獅童も反町隆史も、あと山田純大(『極道の妻たち 情炎』!!5年後あたりが本当楽しみだ…って歳おれとあんま変わらんじゃん!)も、仲代達矢も、松山ケンイチ(仲代の年少兵時代役)もよかった。
あと、蒼井優!寺島しのぶ!
とくに、蒼井優は『花とアリス』以来、はじめて良いとおもった。

これ以外にも役者は豪華。キャスティングから、俳優連中がちゃんと坊主頭になってるあたりからなにから、いやいやそんなもんより態度、寄せる時代への取り組み方。本気になってるから面白い。泣かす気よりもありのままを伝えようと必死になってるから、こっちも真剣に観る。

樋口の『ローレライ』含めた、福井の05年の三部作の、腰の引けた戦争より、おれはどうこう云おうが『大和』をとる。いまは、泣けるより突っ張ったほうが正しい。

エンドロール観るとVFXも『ローレライ』流れのスタジオ多し。画作りは予想以上に達者!んで長い!伊507だったら画面登場後モノの5分で没するであろう米軍の猛攻が描かれる(それでも、相当打ち落としてるんですが…本当?)。甲板のオハマビーチ風味もグッド。グラマンで蜂の巣にされていくさまが何度か物凄く格好いいロング(というかえらい俯瞰)で捉えられ、情況のまずさが丸分かりで見事だった。

***

あと、個人的な事ですが。

いまさっき、クルマんなかでコンビニの焼きそば喰ってたら嗚咽が漏れた。
いま自分が、我ながら不憫でならない。

(ソラリス6にて)
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