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キサラギ (2007)
2007 / 07 / 29 ( Sun )
マイナーなグラビアアイドル、如月ミキが焼身自殺を遂げてから1年が過ぎた。彼女のファンサイトでは一周忌のオフ会を開催することに。集まったのは、サイト管理人の家元とサイトの常連、オダ・ユージ、スネーク、安男、いちご娘という5人の男たち。初めて直に顔を合わせた彼らは、ミキの思い出に浸り、自慢話で盛り上がる。明るかったミキの自殺という事実に釈然としない気持ちを持ち続けていた5人。そしてオダ・ユージの“彼女は殺されたんだ”という発言を境に、彼らはミキの死の真相を巡って怒涛の推理を展開していくが…。
allcinema解説より)

「焼身自殺」を、「喫煙」や「できちゃった婚」に読み替えても、もはやなにもはじまらない…。

キサラギ

YouTube - キサラギ 予告
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別段予告みるかぎり、おれは観なくてもいいかな…とおもったんですが。監督が昨年度ベスト級の出来だった『シムソンズ』佐藤祐市というあたりが鑑賞のトリガーに成った。あと、あちこちで評判だったし。

観てみると…んまあ、おもしろい。大笑いできるんでなく、クスリと笑わせるフックがソコ彼処に仕込んであり、きちんと誘導爆発させてた。それはいい。で、エンドロールが流れて劇場を後にし駐車場に向かう、どこがおもしろかったか考える…よく、わからない。おもしろかったかすら、わからない。

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導入部、ノれなかった。普段ネットとか全然しなさそうな、要はコアな臭気のしない「アイドルおたく」たちが登場、描写が甘くて違和感があって、むず痒さばかり。
でも、いつしか先に挙げた「如月ミキは他殺じゃね?」の強引さからようやっと動き始める。

予告でもわかるとおり、中盤は犯人探しなのだが、うまいこと一幕物になっている。正直『シムソンズ』は、主人公4人が魅力的に撮れてればそれで充分成立する作品だとおもってたので、こういう、むさい男どもが密室であーじゃねこーじゃねダベるだけの映画をでっち上げられるのは素晴らしい才能だとおもった(個人的に戦争映画以外で、男だけしか出ない映画は耐えられない)。

でもね、細かくもあざとい伏線をバンバン張りながら、回答の決まっているパズルを解いてく展開。
「じつはおれ、如月ミキの○○でした!」みたいな身内度を競うネタ合戦つうか暴露合戦つうか天下一武道会みたいなかんじになってくあたり、誘導もかなりベタで(TV出だからかなあ)、えらく弁明染みている。

結局シナリオ上の頭のよさに感心するというより、局所では正解だが、大局からみるとえらく不具合出まくってるピタゴラスイッチみたいな印象だったりする。まあ、それでもおもしろいんだけどね。

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おもいついたこと幾つか。

◆回想シーンが数回あるが、『立喰師列伝』みたいな画の処理で、そこそこおもしろかった。
香川照之は顔芸要員。冷静に考えて鬼畜な役。でもこれくらいのひとがいないと場が成立しない。
◆どうしてもいま、「あいどる」というとコレコレしかおもいかばない。以前も宣誓したがおれは千早派(あー。オダ・ユージPってつけるヤツ出て来そうだな)。
◆あとね、カタカナ4文字っていうタイトルはいい加減やめようぜ。

(フォーラム2にて)

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